飼い猫の話を中心に、漫画だの小説だの日常の話も少々。
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「ずっと逢いたかった。」
2005年10月01日 (土) | 編集 |
昨日家族が揃って近所の銭湯に行ったので、一人でのんびりしようと思ってつけたら始まったのが「金曜エンタテイメント」の「ずっと逢いたかった。」である。元々幸四郎さんが好きなので興味を持って見始めたのだが、これがめちゃくちゃ良かったのだ。

幸四郎さんは30年勤めた会社からリストラされて、それを家族には言えない初老の男で、その妻は大学時代の同級生と不倫未満のお付き合い中で、一人息子は1年近く引きこもっている大学生と言う現代社会の歪みを凝縮したかのような家族である。似合わない制服着てファーストフード店でバイトする姿は涙を誘う(´Д⊂) 生来の生真面目さが却って哀れさを醸し出してます。でも、家族としてはリストラされたんならされたでハッキリ言って欲しいと思うんだけど、何で言わないかな。この夫は。

そんなある日、男(村川義純)はふと10年前の家族写真に目を留めた。まだ家族が家族らしくあった頃の写真には、引きこもる未来等感じさせない明るい表情の息子が、古い瓶を手にしていた。その瓶には手紙が入っていたのを思い出した村川はその手紙を宛先(「雪子様」と書いてあった)に届けようと思い立ち、旅に出るのだが…

っていうのがおおまかなストーリーだ。哀しいのが、涙を堪えつつ息子に「お父さんは、バカな事をしに行く。手紙を届けて来ようと思う…」と玄関から2階の息子の部屋に向かって声をかけるのだが、息子聞いちゃいねぇんだよな(´Д⊂) 聞いたれよ!少しはさ。声のトーンが普段と違うだろうがよ!でも、これも仕方が無い。息子は息子で自分の事に精一杯で他人なんかに構ってられる精神状態では無かったのだ。…って、年取った身からすればただの甘ったれにしか見えないのだが。これも世代の差だから仕方が無い。

そんな訳で、奈良→京都→大阪→広島→神戸→明石と村川の旅は続く。途中で大阪のアホなヤンキー崩れにお金を取られたり、でも同じく大阪で気の良いトラックの運ちゃんに助けられたりしつつ段々雪子さんに近づいて行く。そして手紙を書いた勝一と妻の雪子の物語を追いかけて行くにつれて、段々村川は変わって行く。その、微妙な変化の出し方が非常に上手いんだよね。幸四郎さんはもとより、脚本や演出なんかも。SPドラマでここまで質が高い作品は久しぶりに見た気がする。

しみじみと村川側の話が進むと同時に残された家族の話も進んで行く。引きこもり息子は、チャット相手のアリス(唯一の友だち?)との世界にどっぷりと浸っていたのだが、うっかり手首を切っちゃってパニック状態→「死にたく無い!!!」となり、ちょっと冷静になる。妻は息子に拒絶されるわ、夫はいきなり家出するわ、リストラした事言って貰えなかったわで非常に可哀想な感じ。いきなり一遍にあれもこれもが起こってしまい、パニック通り越して呆然となってましたな。まさしく( ゚д゚)ポカーン 状態。息子には良い食事を用意して、自分は素麺啜っている姿が哀れでした。流石の息子もあれを見たら憎しみも減ったんじゃないかな。そうであって欲しい。母親はよほどの例外を除いて、いくつになっても子供の心配して生きてるんだからさ。

そして、村川は遂に雪子に辿り着く。だが、その時には雪子は死の床にあって。ギリギリ間に合って本当に良かった。村川に「おかえりなさい」と声をかけたけど、朦朧としてて混同した訳では無かったと思う。きっと、彼女には見えたんだよ。手紙と共に帰って来た勝一の姿がさ。でなきゃ哀し過ぎる。雪子亡き後に、勝一の手紙が朗読されるんだけど(玉鉄の声で)もう、この時はボロ泣きでした・゚・(ノД`)・゚・だって、てっきり遺書だと思ってたら帰ってからの生活を書いてるんだもの。生きて帰る事を前提にした希望に溢れる手紙だったんだもの。映像で流れた無事に帰れた後の生活と家族の姿。実現させてあげたかった。帰って来て欲しかった。純粋に結ばれた二人の絆にひたすら涙がこぼれた。清々しい涙だった。この手紙は、雪子さんと共に荼毘に付されて誰も読まなかった手紙だったんだよね。それもまた涙を誘う事であった。しっかりした足取りで自宅に向かう村川。でも、家の中からは明るい家族の声がする。ここにも希望がある。まだ間に合うんだもんね。頑張って元の家族に戻って欲しい。

下手な映画より素晴らしい出来でございました。本当に、見て良かった。こういうドラマしてくれるなら、「火サス」の後番組にも期待しちゃうよ(局違い)。最後に、軍服姿の玉鉄にはモエ(´∀`*≡*´∀`)モエ でした。涙しながらも萌える事は忘れない、私の人生もまた先の見えない旅の途中である。
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。
私も雪子が亡くなる前に手紙が届いて
よかったなと思いました。
雪子には、鳴海が見えてましたよね。
鳴海の手紙にも涙を誘われました・・。
2005/10/02(日) 16:05:26 | URL | まりこ #0hxr4hYM[ 編集]
初めまして
コメント、ありがとうございました。
本当に、あの手紙は泣けましたね!
やっと結ばれたのだなぁ…としんみりとして見ておりました。
2005/10/03(月) 07:34:00 | URL | 狸山 #-[ 編集]
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村川義純(松本幸四郎)は、一流企業に勤務する40代のサラリーマン。 だが、その内情は自身のリストラ、妻との溝、 息子の引きこもりと常に家庭崩壊の危機を内包していた。
2005/10/02(日) 16:03:44 | どらまにあ
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