飼い猫の話を中心に、漫画だの小説だの日常の話も少々。
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ゾクゾクする。
2005年05月07日 (土) | 編集 |
4091874320PLUTO (2) ビッグコミックス
浦沢 直樹
小学館 2005-04-26

by G-Tools


漫画は好きだが、最近の漫画家をほとんど知らない私は、作者の名前のみで漫画を買う。最近では青池保子、萩尾望都、松苗あけみ、よしながふみ、そして浦沢直樹の作品である。彼の作品は、弟が所持しているスポーツ物以外は全て持っている。どれも素晴らしく面白くて繰り返し読んでいる。特に「MASTER キートン」なんかは私の中の好きな漫画ベスト3に入っている。主役のキートン先生は私の理想の男性(寧ろ人間)である。浦沢直樹の事を「原作が無けりゃ駄目」なんて言う輩もいるが、いくら良い原作を貰ってもそれを漫画にする才能が無ければそれは良作にはならない訳で、矢張り浦沢直樹は素晴らしい漫画家であると思う。まるで実写を見ている感覚で読める漫画ってのは実はかなり少ない。彼はその少ない漫画家の一人である。特に緊迫感を煽るシーンを描かせたら右に出る者はいないのではないだろうか。「MONSTER」ではその才能をフルで発揮しまくっていて、どんなにドキドキしたか分からない。

さて、そんな才能溢れる浦沢直樹が描く「もう一つの鉄腕アトム」が「PLUTO」である。漫画の神様である手塚治虫のあまりにも有名な作品であるが、今回漫画化されているのは「鉄腕アトム/地上最大のロボット」であるらしい。残念ながら手塚漫画時代から少し遅れて漫画にハマった私はその作品がどんなものかは知らないが、それを下敷きにした上で浦沢テイストがきっちり入っている見事な作品になっていると思う。主役のゲジヒトは渋い刑事ロボットだし、アトムは利口そうな外見は普通の子供型ロボットだし(でも高性能)、お茶の水博士も別に鼻が長い訳でもない老博士だしで、名前以外に手塚治虫を思わせる物は少ないのに、根底に矢張り手塚漫画を感じさせている。お見事と言うしか無い。

しかし、なんでこんなに上手いんだろうか。ブランドの通信の泣かせる展開は、分かっていても泣かされる。1巻のノース2号の話なんか、名作の域だと思う。話の盛り上げ方と言い、「敵」の姿の見せ方と言い、堪らない。特に今回の「敵」の出現シーンは読みながらゾクゾクした。読み終わった瞬間にもう次が読みたくてウズウズする。この人の作品は本当は完結してから一気に読むのが良いような気がするが、完結するまで待ってられないのだから仕方が無い。なので、早く次巻が出して下さい!と無理を言う。でも「20世紀少年」も気になるので、早く描いて下さい。

私は手塚治虫の黄金時代を知らないが、先生の影響を受けて漫画家になった方々のファンであるので、その偉大さは知っている。こうやって脈々と受け継がれて行くんだなぁと思うと感慨深い。
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