飼い猫の話を中心に、漫画だの小説だの日常の話も少々。
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『エロイカより愛をこめて』の創り方
2005年03月08日 (火) | 編集 |
4838715633「エロイカより愛をこめて」の創りかた
青池 保子
マガジンハウス 2005-02-17

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この1週間ネット落ちしていた。理由は上記本を読んだせいで読み返したくて堪らなくなり「エロイカより愛をこめて」の3~31巻及び「Z-ツェット-」の1~2巻に「魔弾の射手」を読破していたからである。日曜日には根詰めて読み続けてたせいか、酷い頭痛に見舞われてしまったが読み終えた時の達成感ったらなかった。

「エロイカ」との出会いは私が高校生の頃に遡る。「漫画研究部」なんていうオタクの集まりなクラブに所属していた為に、タイトルと主な登場人物の名前と絵柄だけは知っていたが、どんな話なのかは全然知らなかった。当時は成田美名子にハマっていたせいもあって、正直濃い絵柄だった「エロイカ」を読む気は無かったのだ。だが、出会いはいきなりやって来た。実家はその頃駄菓子屋を営んでいて、雑誌類も売っていた。私はいつもその本をちょいと拝借して読んでいたのである。いけない事なんだけど、田舎の駄菓子屋では週刊ジャンプ以外は売れ残っていたので実害は少なかったと思われる。

ある日暇で暇でいつもは読まない雑誌を手に取った。それが「プリンセス」であったのだ。暇だった私は律儀に最初から読み始めた。それが、「エロイカより愛をこめて」との出会いであった。作品は読み切りの「ロレンスより愛をこめて」。最初の出会いが読み切りで、しかも今読んでも抱腹絶倒と名高い「ロレンスより…」だったのは幸運な事だった。名前しか知らなかった作品だったのに、一気に作品に引き込ませただけでなくその読み切りだけで人間関係その他がある程度理解出来たのは作者である青池保子の力の成せる技である。その後古本屋で最新刊までを一括りにして売られていたのを発見して即購入したのだが、あれを発見できたのもまた出会いであったと思う。

「エロイカ」はタイトルから想像できないが本格スパイ物である…と書くとなんか派手っぽいが、内容は結構渋い。そして面白い。登場人物の平均年齢も少女漫画にカテゴライズされるには高すぎるのであるが、全然違和感がない。今回読み返した作品も時代の古さを感じさせないから凄い。まぁ主人公が情報部員なのでスーツ姿ばかりなのと、もう一人の主人公が派手好きで、そのセンスが時代を軽く越えてしまっているからなのかも知れない。

ともあれ私はこの作品のお陰で少しだけ世界情勢に詳しくなった。ニュースで「NATO」と出れば振り返ってしまうし、「KGB」は「カーゲーベー」と発音しなければ気が済まない。ニュースで「ケージービー」なんて言われたら尻がムズムズしてくる。日本でも「カーゲーベー」と読むようにして欲しい程だ。「SIS」とか出て来ると嬉しくなる。冷戦を迎えた時は作者も上記本で書いていたように「エロイカ」も終わるのだなぁとしみじみしたものであるが、現実は小説よりも奇なりな現在の世界情勢を踏み越えて復活してくれて本当に嬉しい。作者の青池保子は計算したら還暦間近なのであるが、出来るだけ長く少佐と伯爵の活躍を見ていたいのでお体には気を付けてあと10年は現役で頑張っていて欲しい(萩尾望都も同様)と切に願う。今回初めて写真で見た青池保子は想像していたよりも女らしく素敵な女性であった。この方があの緻密な絵とストーリーを描き続けているのだなぁと思うと感慨無量である。

昔は漫画家を目指した事もある身(笑)なので、上記本には裏話や漫画制作秘話が沢山載っていたのは凄く楽しかった。ラフ(下書き)の少佐の可愛い事(*´∀`) 超貴重な五分刈り少佐が実はロレンスとそっくりって驚愕の事実も判明して「エロイカ」ファンには手放せない一冊でございますよ。(ちあきちゃん、後悔しないから買っておこうな)でもって、絵だけみて敬遠している人は騙されたと思って一気に5巻まで読んでみよう。「エロイカ」の面白さは3巻から拍車がかかって行くので、くれぐれも2巻までで挫けないように(作者の路線変更で2巻までは別物と考えても良い位話が違うのだ)。一気に通して読んで、その面白さを再確認しましたわ。矢張り綿密に練られた話は面白い。細密画のような背景も素晴らしい。日本にいながらにして世界(主にヨーロッパ)を飛び回っている気持ちになれます。超オススメ。

早くも32巻が読みたくて仕方ないが、計算したら早くとも10月だとか(つД`) それまではパティシエ少佐に萌えまくっておく事にしよう。
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