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飼い猫の話を中心に、漫画だの小説だの日常の話も少々。
華麗なる追記。
2007年02月12日 (月) | 編集 |
昨日もドラマを見た直後に感想を書いたんですが、一晩明けて色んな方のブログで感想を読んだ所、随分私の感想とは違っていて正直驚くと同時に、何故にこんなに感想の溝があるのかと考えてみた。洗濯を干しながらつらつら考えた所、あの誤射の後の『大介にねちこく苛められる鉄平の姿』が『映像化して欲しい場面BEST.3』に入る私的名場面だったからなのだと合点が行った。

どうも私はこと、鉄平ちゃんに対してはものすんごいS体質になるようで、その苦悩する姿や、ショックを受けて潤む瞳なんかを見るだけで胸がドキドキしてくるんですよ(嫌な女だ)。そんな私なので、このシーンは原作読んだ時から、予告で見た時から、本当に心の底から楽しみにしていたんですね。なのに、あぁ、それなのに。ドラマでは一子が鉄平にチクるって、余計なシーンが挿入されてたせいで鉄平が強気なんですよ!全然悪びれてないんですよ!駄目なんですよ、それじゃあ!

もうすでに原作を過ぎているので堂々と原作での展開を書きますと…。

原作での展開※まず雉撃ちのメンバーに美馬はいない。

親子3人で眺める朝焼け。「朝焼けは不吉な前兆だ」と意味ありげに呟く大介。

実は原作と時期ズレの事件がこの時点で既に生じている鉄平は雉撃ち中も心ここに在らず状態。

その時猟犬の声に我に返って、目の前に飛び立った雉に反射的に引き金に手をかける。

ほぼ同時に「危ない!頭取が!」の声がするも、時既に遅し。引き金はひかれてしまった!

周りの人の騒ぎで、父を誤射してしまったと知った鉄平は慌てて父の元に駆け寄り、抱き起こそうとする。

「お前は…私を…」狙い撃ちされたと勘違いした大介に、手を振り払われる鉄平。(ここが見たかったんだよ!その1)ちなみに、銃弾はハンチング帽の縁をかすめただけで、当たってはいないが、尻餅ついた勢いで腰を痛めた。

目が覚めた大介の周りには、息子と相子と寧子のみ。ベッドの側に付きっきりだった鉄平が再三謝るも「一体この私を、何をどう勘違いして撃ったのだ」と詰め寄る大介。(この、真摯に謝る姿が見たかったんだよ!その2)

必死でその時の状況を説明するも、「それはおかしな話だねぇ」とつらつら矛盾点をあげて、鉄平をいびり始める大介。(その、苛められてウルウルする姿が見たかったんだよ!その3)

自分の非を認めて謝罪する鉄平に、更に相子が追い打ち。(素敵!相子様!もっとやって頂戴!)

更なる言い訳を「お前程の銃の名手なら、咄嗟に逸らす事もできた。それとも祖父さん譲りの銃が勝手に火を噴いたのかねぇ…」とSっ気満々に封じ、鉄平を更に苛める大介。

流石にキレた鉄平が「お父さんはこれ以上、何を言えとおっしゃるんですか!」と言うとシニカルに銀平がさりげなく場を納めようとする。

銀平が寧子を連れて部屋を出ようとすると、「鉄平、お前こそ出て行って貰いたい。」と突き放す大介!Σ(゚д゚lll)ガーン!状態の鉄平。(ここ!ここが一番見たかったんだよ!こん畜生!その4)

必死で「僕に出来る事ならなんでも仰って下さい」と機嫌を取ろうとするも、「お前の顔を見たく無い。それが私の一番望む事だ!」と一刀両断→すごすごと鉄平退場。(くそぅ!見たかった!ショックを隠せない傷付いた表情で父の元を去る姿を!その5)

あのね、このエピソードは決定的に埋まらない溝が大介と鉄平の間に生じた、非常に重要なシーンな訳ですよ。だからあんなにあっさりと割愛しないでじっくり描いて欲しかったんですよ。正直、早苗とのシーンはもっともっと削ってくれていい。芙佐子のシーンなんかも一切要らない。この誤射のシーンにもっと時間を割くべきでした。一子のチクリは何回も言うけど要らないエピソードだった。ここはなんの邪推も無い状態で鉄平が必死で縋るように父に謝罪しても突き放されるっていう事実が大事だったと思うんですよ。

更に来週は、三雲さんのシーンでまた原作改悪があるようでガッカリ(´・ω・`)「ここが肝!」って部分だけ改悪されてる気がするのは偶然だろうか。脚本家と私との感覚っていうか…取捨選択の基準にズレがあるって感じなんだよね。「花より男子」みたく「ここは外さないで!原作シーン」の募集でもしててくれれば喜んで協力しまくったのになぁ…。でももう、オールアップの噂も聞く現状では何を言っても空しいのだけど。

そんな訳で改めて見直して、昨日感想書く時にはふっとんでた部分の新たな萌えを今、ここに。
寝室の上から撮ったベッドのシーンでの鉄平ちゃんの足の動き!(((⊂⌒⊃*´Д`)⊃)))モエ~一瞬浮き出たあの、色っぺー足の動きと形は何事!!(*´Д`)ハァハァ寝顔が更に萌え率ドン!!
大川パパンの病室のシーンでの一瞬で変わる表情に(*´∀`)モエ凄いね、萌えつつ感動したよ。
誤射しちゃって帰って来た家の中での白いハイネックセーター姿(*´∀`)モエ 鋭い目付きが堪りまへん。
森の中を疑心暗鬼で彷徨う姿(*´∀`)モエ
食事の席で美馬に話しかける低い声(*´∀`)モエ
予告が悉く(*´∀`)モエ(またもや騙し予告じゃあるめぇな!)

しかし、このドラマ。男優陣の熱演に対して、相子様と寧子さん以外のメイン女優がちょっと…(´∀`;) 特に万樹子さんの棒読みっぷりと早苗さんの無表情…てか、表情作りのワンパタ化がそろそろ苦しくなって参りましたなお父さんが亡くなるシーンと、大介に謝られて憮然とするシーンと、相子に苛められて鉄平に泣きつくシーンの表情がどれもこれも同じなのは頂けない。綺麗なだけに勿体ない。男優陣が皆、表情豊かなだけに目立つんだよなぁ…。

あ、一子は中々良いです。ちょっと今回鬱陶しかったけど(´∀`;) てか、段々対立感増す大介と鉄平の仲を知っていながらわざわざ(しかも銃を持っている時に!)チクるのは何故だ。密かに対立を画策してんのか?そうなのか?普通当事者にだけは言えない状況だろうに。良く分からん人や。

改めて見て、「一番つまらない回だったわ!プンスカ!」の部分は撤回致します(笑) そこまで酷くはなかった。ただただ、原作改悪のショックが大きかっただけなのよ…。ふっ…。

あ、相子様と弟のシーンも原作通り弟の団地でやって欲しかったわ。その方が相子の異質さが浮き彫りになって面白かったもの。特に、飯食ってけよと弟に言われて一瞬そうしようかなと思った時に、弟嫁の使う包丁の音が一瞬止んだ事に気付き、辞する所が凄く印象的で良かったので勿体なかったなぁと。

要するに脚本家、下手やねって話ですわ(;´∀`)1年かけて何やっててん膝付き合わせて問いつめたい今日この頃なのでした。くそぅ。

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